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S.Y
研究開発
Department: -
Year Joined: 2025
Major: 物理学専攻
Quantum computer Quantum algorithms Quantum error-correcting codes Fault-tolerant quantum computing compiler Quantum Computer Architecture
S.Y
会社アイコン Blocqについて
当社は、量子コンピュータの実用化を加速させるためのソフトウェア基盤を開発するディープテック・スタートアップです。量子計算機が真に社会実装されるためには、ハードウェアの進化だけでなく、高度な量子アルゴリズム、効率的なコンパイラ、そして量子誤り訂正技術の統合が不可欠です。

私たちは、物理学、計算機科学、数学など多様なバックグラウンドを持つ博士人材が集結し、理論から実装までをシームレスにつなぐ研究開発を行っています。事業内容には最先端プロジェクトも多く、常に世界の最前線で技術的なブレイクスルーを追求しています。

「理論を社会実装へ」という強い意志を持つメンバーと共に、量子時代のインフラをゼロから構築することを目指しています。博士課程で培った深い専門性と論理的思考力を、未来を創る力に変えられる環境がここにはあります。

Blocq
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Ph.D. Employee Interview
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Q1
なぜこの進路を選択されたのか?
Q&A photo
学術研究にとどまらず、実用技術として社会に届く仕事をしたいという思いがあり、博士号取得後は大手企業の研究所でAI分野の研究開発に携わっていました。
その後、量子誤り訂正の実証や商用化が現実味を増してきたことに強く惹かれるとともに、博士課程で培った物理学の知見と前職でのソフトウェア開発の経験の両方を生かせる領域として、量子コンピュータを実用技術にする仕事に挑戦したいと考えるようになりました。 これをきっかけに、当初は副業としてBlocQに参画し、後に正社員として入社しました。
Q2
博士課程との関連は?
Q&A photo
博士課程では、冷却原子気体を対象に量子力学に基づく理論研究を行っていました。実用的な量子コンピュータ方式の代表例である中性原子デバイスは、まさに冷却原子気体を扱うものなので、分野的な関連は大きいと感じています。
一方で、量子アルゴリズムやコンパイラの開発は、量子力学そのものよりも計算機科学的な側面が強い領域です。それでも、量子分野で研究してきた経験や、研究者として培った基礎体力が現在の仕事につながっています。
Q3
進路選択やキャリアパスについて、「苦労」「奮闘(特に努力)」したことは?
Q&A photo
現職には副業から関わり始めたため、仕事内容を理解したうえで転職を決められたのは良かった点でした。その一方で、前職の本業、家庭、副業を両立していた時期は非常に大変でした。本業の終業後や休日に勉強と作業の時間を確保し、異なる仕事の間で頭を切り替えながら準備を進めることには、かなり苦労しました。
Q4
在学中にライフイベントとの両立の工夫はどうしていましたか?
Q&A photo
自分ひとりの工夫で乗り切ったというよりも、家族の理解と協力に大きく支えられてきました。忙しい時期を受け止めてもらい、時間の使い方にも柔軟さを持たせてもらえたことが大きかったです。研究や仕事を続けていくうえで、周囲の支えの重要さを強く感じています。
Q5
博士課程で身に付けた力で、現在の仕事で役立っている力は?
Q&A photo
最も役立っているのは、未知の分野を短期間でキャッチアップする力です。量子コンピュータで実用的なアプリケーションを開発するには、アルゴリズム、誤り訂正、コンパイラ、デバイスまで幅広い領域を扱う必要があり、弊社でもその多くに取り組んでいます。また、重点的に取り組む分野は定期的に見直されるため、その都度必要な知識を素早く身につけなければなりません。広く浅く情報を捉える力と、重要な論文を深く読み込む力は、博士課程で鍛えられたと感じています。
Q6
博士就活で、ご自身のどんな点が御社に評価されたと思われますか?
Q&A photo
大きかったのは、副業を通じて実際に一緒に働く中で、会社との相性や自分の貢献の仕方が伝わっていたことだと思います。そのうえで、博士課程で培った量子力学の素養と、前職で積んだソフトウェア研究・開発の経験をあわせ持っていたことも、評価された点だったのではないかと思います。
Q7
博士課程を経た人材として、よかったと感じることは?
Q&A photo
現職には博士号保持者が多く、学位そのものが特別な強みになる場面はあまりありません。
一方で、論文や事実を土台にしながら、直観と論理を行き来して本質的な論点に集中し、技術議論を進められるのは、博士課程を経た人材が多い組織ならではの強みだと感じています。
Q8
現在の業務と、博士課程での研究との関連を教えてください。
Q&A photo
現在の主な業務は、量子誤り訂正符号の実装と、量子プログラム用コンパイラの設計・開発です。研究テーマ自体は博士課程のものとは異なりますが、当時扱っていた冷却原子気体は、代表的な量子コンピュータ方式である中性原子と関連が深く、親和性の高さを感じています。 また、博士課程で培った論文読解力や、抽象的な問題を整理して考える力など、いわば研究の基礎体力ともいえる力が、現在の実務の土台になっています。
Balloon Message to Ph.D. Students
博士課程で培われる「未知の領域を自力で切り拓く力」は、正解のないスタートアップの現場でこそ最大の武器になります。私自身、物理の知見とエンジニアリングを掛け合わせ、量子コンピュータの実用化という難題に挑んでいます。専門性に固執しすぎず、培った「研究の基礎体力」を信じて、まずは副業やインターンで企業に飛び込んでみてください。アカデミアの外にも、皆さんの探究心を存分に発揮できるフィールドは広がっています。